サンジョゼフ校・ノートルダム校日本セクションでは、日本人/フランス人としての「私」すなわち自己のアイデンティティーを確立する作業が、入学と同時に始まります。
フランス語を実生活の中で学び、文化を身に付けながら、日本の教育も真剣に行い、複数の文化を理解できる国際人の「私」を創造していきます。フランス語に関しては、フランス語学校AAAが永年かかって作り上げた日本人向けのフランス語教育システムを用いてフランス語を補強していきます。
大人の場合と違い、子供には言語=文化の背景がありません。したがって、言語を獲得していくことからすべては始まります。実生活の中で、一語一語自分のものにしていくことによって、自己の世界を広げていきます。フランス語環境で自己形成していく、すなわち仲間と混じり合いながら、言語および文化の習得が繰り返されていきます。このように子供はフランス語独自の論理体系を日常生活の中で学習しながら、この言葉を母国語又は準母国語としていきます。
一方、日本語教育も大きな問題です。日本セクションでは、フランス語での通常授業に加え、国語/算数・数学の授業を行います。「自分で考え」、「自分で行為し」、「自分で責任を取る」という「自立した人間」を創造することを目標とし、特に考えることに重点を置いた作文/小論文授業で各学年に見合った論理構成を学んでいきます。
また、読書授業においては月1冊以上の課題図書を読むことで日本語を適切に表現し正確に理解する能力を養います。
このように日本語とフランス語の両方で思考することが出来る完全なビラング教育を行っています。人間性豊かな教師陣により、低学年では情操教育、高学年では必要があれば、有名私立帰国入試に焦点をおき、帰国時の編入/受験に対応できる学力を身につけることもできます。
生徒にはかなりの負担がかかりますので、各学年の担任教師とそれぞれの教科担当教師が一人一人の生徒と結びつきを深め、両親との連絡はむろん、フランス人の学級担任と連絡し合いながら様々な問題に対処します。
成長期の諸問題、帰国時の進学問題などは日本セクションの先生にご相談下さい。
子供の教育は通常でも難しいものです。ましてやここではフランス語と日本語を習得し、さらに日本の勉強もしっかりやろうとする所です。両親の「温かいまなざし」と「常日頃の子供と学び合う真剣な姿勢」が要求されます。