サン・ジョゼフの理念は 『自立する人間の創造』です。 |
![]() |
子供は私たち大人にとって子育ての喜びを与えてくれます、共に学び合い、成長しあい、一緒に苦労して、喜びや、悲しみを体験しながら手づかみで「自己」を獲得していきます。
しかしながら資本中心の社会の中で人間が圧し潰され、物質化させられ、体制の中に組み込まれ本来の姿である人間の心の繋がり、たとえばやさしさ、思いやり、そして勇気などを失いつつあるのも事実です。このような状況の中で私達は人間側に自分を位置付け、生徒と共に心の通う手作りの学園を創っていこうとしています。
この試みの一つとしてサン・ジョゼフ日本セクションはあります。ここでは生徒も教師も自分で考え、行為し、その責任を取っていくことを学んでいます。
生徒の個性や自由は現在の社会を認め、より発展させていく行為の中で築き上げられていきます、従って、自分の環境にengage(主体的に参加)し、現実との緊張関係を生きていく人々の集団がサン・ジョゼフ日本セクションのメンバーです。
近代社会は個々の自立を基盤として市民革命以後いくたの血と涙を経ながら今日へと続いています。特に二つの大戦、そして5月革命は「自立する人間(主体)と自由」の問題を追い求めてきました。
しかしながら、一方では資本は人間のありかたを強制しています。これは産業資本中心の時代から金融資本の時代を経て今日ますます顕著になってきました。
日本セクションはこのような状況の中で、ここパリで『人間復帰』を宣言します。その活動を通して現実とactualに関わりながら現実の変革と自己の変革をしていきます。教育現場での、人間/生徒との関わりは自己を通しての相手の創造であり、相手を通しての自己の創造である筈です。
自分自身で、何を生きていくかを決定することで初めて、自立する創造主体が生まれます。このことは苦しく、辛い、孤独の戦いかもしれません、しかしながら、永遠の不安を背負う覚悟をするからこそ、生きることのこよなき素晴しさを、他人と繋がりあえる喜びを分かち合えるのだと思います。
サン・ジョゼフ日本セクション 代表 輿石洋一
| 私たちが目指す学校は、 (1) 個性を尊重し、自律的に生きる生徒の育つ学校 (2) 自己を表現することを大切にする学校 (3) 伸び伸び学びながら、仲間と共に育つ学校 |
|
私たちが目指す生徒像は、
(1) 問題意識を持ち、主体的に学ぶ生徒
(2) より高い目標を設定し、接続的に努力できる生徒
(3) 広い視野で物事をとらえ、判断し、表現できる生徒
--------------------------------------------------------------------------------
| 教育目標の具体化 - 開かれた人間 -
これらの教育目標を実現するため、本校では「開かれた高い学力の育成」が重要であると考えています。「開かれた高い学力」とは、社会の一員として求められる教養としての「基礎学力」と、大学をはじめとするより高度な学問領域での学習・研究に対応しうる「高い学力」を、受験を目的とした詰め込み型の知識ではなく、創造的に生き、働いていく上で真に役立つものとして身につけることであると考えています。この「開かれた高い学力」を獲得するためにより具体的には以下の3点の力の育成に力をそそいでいます。 |
|
(1) 自己表現力の育成
現代社会において求められるのは、自らの考えを持ちそれを的確に伝える力や相手の意見を的確に聞き取る力、すなわち表現力であると考えます。本校では、各教科の学習の中で、発表・レポートの作成・討論・身体表現・芸術表現などの表現活動を積極的に取り入れ、生徒がより主体的に「自己表現力」を磨いていけるよう取り組んでいます。
(2) 論理的/創造的思考力の養成
自分で考え、自分で行為し、その責任を取る
(3) 高い語学力の伸長 フランス語と日本語 に加えて 英語
国際化時代の人材育成としてフランスはフランス人と同等、高い英語力も小学校1年生から力を注ぎ、完全な2ヶ国語教育に加えていきます、ロンドンを中心とするホームステイも数多く用意されています。
(4) 情報活用能力の育成
「多様な情報を分析し、人の意見を尊重しながら自らの考えを創造していく力」を育てることが本校情報教育の目標です。あらゆる教科でコンピューターを活用する場を設定するとともに、より高度な能力の習得をめざす生徒には、選択制の教科も設定していきます。情報を選択し、処理し、発信し、交流できる生きた力を養います。
| 新しい学校作りを目指す教育の展開
本校の教育目標を具体化するために次のような取り組みを進めます |
![]() |
(1)小、中・高一貫教育の推進
小学校から中学、中学から高校へは独自の推薦制度のもとで進学していきます。日本セクションが持つ数々な有利な点を生かしながら、ゆとりをもって学び、学力・人格両面にわたって個性を伸張させることができるよう、一貫した指導が行われます。
(2)基幹授業6日制の実施
基幹授業6日制
は生徒が主体的に学ぶ意欲を持ち、自らが計画を立て、目標に向かって積極的に活動を進めていくことのできるシステムです。週6日間の授業を中心とした学習活動と、土曜日の数学/算数の授業では日本人学校の生徒や他の学校の生徒と交じり合い、自分たちだけでは学び得ない新たな体験を通して、生き方を考える「土曜日の取り組み」などのプログラムを実施しています。
教育内容の特色
<小学校>
・基礎学力の充実・徹底
生徒1人に日本人の担任とフランス人の担任の2人の先生が付きます、とくに日本人の先生は小人数制 (1クラス最大12人学級)で、一人一人の生徒にたいしてこれから本校で学習するための基礎的な学力の習得と学ぶ姿勢の確立をはかります。習熟型学習が必要な科目はドリルなどによる学力の定着を徹底させるとともに、発見型学習中心の科目では、自ら問題意識を持ち、討論による問題解決の力や、表現力などを身につけることを通して「開かれた高い学力」の基礎を育みます。
・読書教育の推進
学力の重要な基礎としての、読書能力、思考力を育てるために、計画的な読書活動の推進をはかっています。
小学校で進めている読書教育を基礎に、思考/論理力と同時に人間としての感性に目覚める作文教育を行っています。
・算数の授業 低学年では「1対1対応」から物事を固まり(集合)で考えたり、性質で考えたりする論理する力と推理力を養います。 高学年では未知数の導入、面積の考え方、関係性の考え方、時間、距離、速度、方向など抽象概念の考え方を学びそこに生きている論理を社会生活の中に応用できる因果律の考え方を学びます。
・英会話授業の実施
早い段階から楽しく英会話を習熟できるように小学1年からの英語授業を行っています。
<中学校>
・基礎学力の充実・徹底
フランス語によるクラスは34人学級、日本語で教えるクラスは最大10名、1人1人に個人的な接触をし、彼等と人生を分かち合います。彼等が世界と向き合うとき、私たちも彼らの側から問題を捉えていきます、世界に対して自らを正面に据える勇気、そこで粘り強く生きぬく態度を学び、現実の社会を認識し、変革して行く人間をめざします。
・言語/論理力の推進
学力の重要な基礎としての、読書能力、思考力を育てるために、計画的な読書活動の推進をはかっています。小学校から続けている作文指導だけでなく、論文の書き方、詩、俳句、短歌など日本語特有の論理形成を学びます。また抽象言語のイメージ/概念を育て形而上の世界を創ります。
数学
・中学校卒業研究レポート制
中学校で進めている読書教育を基礎に、3年時に生徒自ら選んだテーマに基づく1年がかりの卒業研究レポートを課し、中学・高校全教員が1〜3名の生徒を分担して指導しています。
<高等学校>
・大学進学に対応したより高い学力の獲得
全員が大学進学を希望する本校では、大学進学/バカロレアを視野にいれた幅広い学問的素養を養うためのカリキュラムを設定し、将来の進路・進学に対応できる高い学力の育成を目指しています。
・個性に応じた教育課程
1年では全員必修の科目を中心に構成。2年時から自己の進路に応じた選択制を導入。3年時では、多様な選択科目やゼミナール諸科目など大学教育につなぐカリキュラムを設定しています。
・高校3年でのゼミナール諸科目
教科の枠を超えた科目群を少人数のゼミナール形式(最大人数4人)で行います。生徒の興味関心に対応しながら、幅広い教養と大学での学問へつなぐ学力の育成をも意図しています。
・進路指導の充実
どこの大学で学ぶかよりも何を大学で学びたいのか、自己の進路の問題を問いかけながら、将来の進路を切り拓いていけるような進学・進路指導を行つています。「進路のためのエクステンション講座」や大学と一体になつたガイダンスの実施、高校卒業後から大学入学までの期間を利用した「ブリッジ講座」など、時期に応じた丁寧な指導を進めています。
・自主的・集団的な生徒活動の育成
2年生3学期に実施する修学旅行は、実施の有無、コースの選定、実施までを生徒の実行委員会が教員との協議を重ねながら取り組みます。生徒会活動は、民主的な明るい学校づくりの実をあげるために、学内協議会を設けて恒常的に学校と生徒会の話し合いをし、文化祭などの生徒会行事だけでなく、クラブ活動やボランティア活動にも積極的に参加するなどして、集団的な活動能力や企画力を身につけるよう指導しています。
教育目標の具体化 -開かれた高い学力の育成-
これらの教育目標を実現するため、本校では「開かれた高い学力の育成」が重要であると考えています。「開かれた高い学力」とは、社会の一員として求められる教養としての「基礎学力」と、大学をはじめとするより高度な学問領域での学習・研究に対応しうる「高い学力」を、受験を目的とした詰め込み型の知識ではなく、創造的に生き、働いていく上で真に役立つものとして身につけることであると考えています。この「開かれた高い学力」を獲得するためにより具体的には以下の3点の力の育成に力をそそいでいます。
(1) 自己表現力の育成
現代社会において求められるのは、自らの考えを持ちそれを的確に伝える力や相手の意見を的確に聞き取る力、すなわち表現力であると考えます。本校では、各教科の学習の中で、発表・レポートの作成・討論・身体表現・芸術表現などの表現活動を積極的に取り入れ、生徒がより主体的に「自己表現力」を磨いていけるよう取り組んでいます。
(2) 高い英語力の伸長
国際化時代の人材育成として高い英語力の伸長に力を注ぎ、中学校3年の早期に実用英語検定3級全員取得、高等学校3年生で英語検定2級の合格を目指しています。ネイティブスピ−カーが指導する半学級英会話授業やまた暗唱大会や弁論大会など、受験英語とは異なる高度な英語力を育成します。
(3) 情報活用能力の育成
「多様な情報を分析し、人の意見を尊重しながら自らの考えを創造していく力」を育てることが本校情報教育の目標です。あらゆる教科でコンピューターを活用する場を設定するとともに、より高度な能力の習得をめざす生徒には、選択制の教科も設定していきます。情報を選択し、処理し、発信し、交流できる生きた力を養います。